ラン科植物は植物進化の頂点にある。
地球上の植物が生きて、その子孫を残し遺伝子を継続させるということにおいて、
地球環境の多様性を知り尽くしたようなものである。
地球上に自生する26000種の及ぶ膨大な種。
それは環境に適応した多様性を具備することで、ラン科植物は生き残ってきた!
しかし・・・
ラン科植物は・・・一つの大きなミスを犯した。
一つの動物・・・人間の・・・美しいものに対する貪欲までの執着心とコレクション欲である。
ランは、多くの原種が美しい花、香りなどで・・・昆虫を誘いこむことを想定した。
このことにおいては、まさに大成功を収めた!
ランの進化は・・・人間の美学、更に欲望を想定しなかった!
これが、多くの種の絶滅につながることになった!
動物の一つの属に過ぎない・・・人間という動物が、ここまで地球を支配し、
秘境までも・・・くまなく探検、探索するという行動を想定しなかった。
人間が・・・最大の天敵になるとは想定しないという・・・・最も重大なミスを犯した。

現在の原種を作る日本の蘭界を、
ランの方から絶滅を、事故調査委員会を設置して検証し、報告書をまとめれば、
人間のラン愛好者の心理、欲望、行動を想定しない進化を行ってきた。
そういう報告書になるかもしれない。

ランはここで別な道を探ることになる。
人間の美的感性、ビジネス・・・向上心をくすぐり・・・・名花への憧憬が・・・・
育種、品種改良を行わざるを得ない・・・・ように・・・
美しい花で・・・誘惑することを考えついた。
滅びの遺伝子は・・・・名花作出の行為の中に生き延びて保存する。
自生地と遠く離れた所の温室を・・・新たな自生地として繁栄する道を選んだ。
宇井清太の育種温室は・・・・・
巧妙なランの誘惑に屈した姿かもしれない・・・・
人生を賭けるまでに虜ににする魅惑に満ちた美の多様性は、
ランの狡猾で巧妙な罠かもしれない。
・・・・凛としてたおやか・・・・
ランは、本との姿を秘して・・・今日も宇井清太を惑わす!


宇井清太もミスした???
SUGOI-neを皆さんから使用して頂いた時である。
全国の皆さんに通信販売すると、当然面識のない人に販売することになる!
植物栽培の根本中の根本は用土にある!
宇井清太の栽培歴52年は、まさに用土との歴史である。
このことから、水ゴケ・・・の欠点は知り尽くしていた。
現在、水ゴケで栽培している人で、水ゴケに満足している人は、
恐らく、多分一人もいないであろう。
ほとんどの人が用土あさりの経験をお持ちだろう。
そういうことで、FAX、電話でご注文いただいた人には即納した。
しかし、ここで宇井清太はミスした!
相当想定内のミスであるが・・・・・・
SUGOI-neでラン栽培を研究するために購入した人に混じって、
迂回購入して、SUGOI-neの欠点を探し、あばく目的で購入した者がいた。
ほとんど開発する時、そんなことは想定済みの範囲なのであるが・・・・
己の能力のなさ、未熟さを棚に上げて!
この業界で生きている業者の中にも・・・こういうものがいたようである。
ともに蘭界を隆盛させるのなら話が解かるが・・・。
それとも枯れるラン作りでなければ・・・困るのか?
ランが元気になる用土が出来ると困るのか?
商売に差し障りが出るというのか・・・。
宇井清太は、少なくとも業者のなかに、こういうラン界の発展に、
ブレーキをかけるものがいるとは・・・想定しなかった!
宇井清太も50年蘭界で生きてきて、勉強が足りなかった!
反省している。
そういう意味で、このラン菌による炭素循環栽培法を書いている。
SUGOI-neにアレコレ・・・イチャモンつけたければ、
これ以上の栽培理論を書いて見ることである。
SUGOI-ne以上の用土を開発すればよいことである。
断わっておくが、ラン菌の生息しない水ゴケ栽培では、
「栽培理論」はかけない!
「栽培技術」は書けるかもしれないが・・・・・。

更に、ランに水も的確に・・・ランが水が欲しがっているのも感知できないものが、
ちょっとパソコンをいじられるというので、ブログを書く・・・
ネット時代には、こういうラン栽培者もいることを、宇井清太は想定しなかった!
宇井清太も時代遅れだったと認識している!
よくも・・・この程度の栽培を写真にとって、世間に流せるものと、呆れるやら、
感心するやら・・・・。
そんな、ブログをやる時間があったら・・・もっとランを見れば良いのに・・・
そんな暇があれば・・・交配の一つもして、新しい品種を作り・・・
RHSに登録でもすれば・・・・己の足跡を残せるのに・・・。
ネットにつまらないブログを書いて足跡を残す????
実に、一度の人生でもったいない時間を過ごしている。
ラン界に何の足跡も残せないラン作り!
他人が開発したものにアレコレで・・・憂さを紛らわしている???
ランの愛好というのは、そういうものではなかろう。


SUGOI-neはラン菌が棲息している世界初の革命的な用土である。
ラン菌が棲息していない水ゴケ、バーク、軽石・・・とは、
全然異なる土俵でラン、植物を栽培する用土である。
土俵が異なることを認識する必要がある。

恐らく、今後、SUGOI-neを超える用土は開発されることはないだろう。
ラン菌による炭素循環栽培法を凌駕するラン栽培法は、誰も書けないだろう。
ならば、SUGOI-neを使いこなせる知識と技術と経験を持つことである!

はっきりいえることは、これまでと同じように水ゴケ、バーク、軽石・・・を栽培する限り、
現在以上にラン界が隆盛することはない。
逆に、衰退の一途をたどることになろう!
イノベーションのない、乏しい業界は・・・・い連れ廃れることは歴史が証明している。
ラン村社会でイノベーションやれる者は、何人いる???

現在、ほとんど使い捨て消費されるランになっている!
これではバーコードが着いているホームセンターで販売されているランで充分となる。
ラン界は非常な事態になっているのは・・・・
この使い捨ての思想が・・・何時の頃からかラン界にも住み着くようになったからである。
ランを作って・・・こころが豊になった!
そういうことでなければ、ラン人口は増えない!
蘭園経営、ランショップも一代限りで終わり・・・・
そういうことになってしまう。
希望の持てない、後継者がランを作らない蘭園ほど・・・・空しいものはない!
原種では生きてゆけない・・・。
原種には蘭界を牽引する機関車になるランはないからである!
所詮、お遊びのランである。

昭和30年代のように・・・・
数社の蘭園で・・・趣味家に売る原種は充分ということにもなりかねない。
更に、アメリカのバラ園のように・・・1社も存在しないことにコチョウラン園はなるのだろうか???
・・・・・
宇井清太は、非常な危機感をもってこれを書いている!
趣味家、愛好家・・・は気楽でいい。
ランというのは趣味で作るものであると・・・・つくづく思う。
趣味ではたいしたものは残せないが・・・・。
18,19世紀の趣味とランと異なって!



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kouza 1bbr

ランは大きなミスをした。
        宇井清太もミスをした・・・??